
米国株に限らず、投資をする上でルールを決めておくことは重要です。
この記事では、僕が米国株取引をする上での、自分ルールについて書いていきます。
・米国株の投資方針
・売却ルール
・買付ルール
・なぜルールを決める必要があるのか
米国株の投資方針

米国株投資を始めてから約1年ほど経過しました。
その中で、色々な失敗や小さな成功体験をもとに現在の投資方針が決まっていきました。
今後も経験が増えていく中で方針が変わることはあるかと思いますが、ほぼブレることのない自分の軸が出来てきたのではないかと考えています。
【基本】ほったらかしの中長期投資
急に「ほったらかし」なんて雑な表現が出てきてしまいましたが、これまでの経験で自分にはこれが合っていると感じています。
買っていつまでも放置しているわけではありませんが、毎日こまめに株価をチェックし、価格の上下で一喜一憂することは非常に疲れます。
投資を初めたての頃は毎日どころか数時間、下手したらトイレに行く毎にスマホをチェックしてました。
もちろん勉強になりますし楽しいこともありましたが、結果的に株価の上下を見るたびに「売るべき?買い増し?」といった悩みにつきまとわれることになりました。
これは人生において、時間と精神の消耗という大きな損失を生んでいます。
そこで、僕はあるときから株価チェックを一日1回と決めました。
その結果、株のことで悩む時間がなくなり気持ちも楽になりました。そして、毎日チェックしようがしまいが長い目でみれば変わらないことが経験からわかりました。
もともと将来へ向けての資産形成が目的で始めた米国株なので、あまり株価を気にせずに長期保有していれば問題ないと考えています。
※新型コロナウイルスの影響で暴落もありましたが、結果的にコロナ前よりも株価は上昇しています。もちろん今後リーマンショックのような事態が起きることはが無いとは言えませんが、売却ルールだけしっかり決めて、あとは放置しておくスタンスです。
毎月決まった額を投資する
これは、投資を継続していくためのルールです。
貯金をしている人も、毎月いくら貯金するか決めてやっていることが多いですよね。それと同じで毎月の投資額を決めておくことで継続することができ、
投資を固定出費として意識することで生活費の一部とします。
電気代と同じですね。
今月は苦しいから電気使うのはやめよう、とはならないのと同じです。
ETFは長期、個別株は中長期投資
これについては別の記事で詳しく書きたいと思いますが、保有のスタンスとして決めています。
ETFは極論、投資が不要になる(セミリタイアできる)までひたすら持ち続けるつもりです。
個別株については、企業の倒産や配当の減配など、ETFよりもリスクがあるのであまり楽観視せず定期的に見直しています。
売却ルール

なぜ買うよりも先に売却ルールを書いたかというと、買うよりも売る方が何倍も難しいからです。
ここでは、たったひとつの売却ルールを紹介します。
▲8%の逆指値で自動で売る【トレールストップ注文】
はい、これだけです。
色々試してきましたが、これが一番シンプルかつ悩むことなく実行できるルールです。
逆指値とは、自分で設定した株価まで下落した場合自動で売却注文されること。つまり、設定しておくだけで寝てる間でも買ってに売却されます。
僕はマネックス証券を使っているので、逆指値を設定するのにトレールストップ注文を使っています。
トレールストップとは、株価が上昇した場合それに伴って逆指値の値も上昇、株価が下がった際は逆指値の値は下がらないという注文方法です。
僕は▲8%での逆指値をトレールストップ注文しています。
これにより、たとえ一切株価をチェックしなくても8%下落した場合自動で売却されます。利益確定にも有効ですが、損切りを自動で行ってくれるのが一番の利点です。
買付ルール
ここからは毎月株を買う際のルール(考え方)を紹介します。
買うタイミングを迷うのはムダ。長い目で見れば大差なし【実体験】
ルールというより考え方です。
前段でも書きましたが、株価をひたすらチェックしていた頃は「下がった!買おう!」みたいな感じでした。
しかし、株価が上昇し続け買うタイミングを見逃してしまい、結局最初に買っていれば安く買えたことも多くありました。また、ちょっとでも下がると買ってしまい、その後さらに下げるなんてこともしばしばあります。
でも、結局長い目で見れば平均されてあまり変わらないんですね。
もちろん毎回安く買い増しできれば利益が乗っていきますが、それを実践するのはプロでも難しいのではないでしょうか。ましてや個人投資家には厳しいです。
それよりは、毎月3回にわけて買う、自分が欲しい時に買う!といったような株を買うことが楽しめるようなやり方をすべきではないかと思います。
指値または、0時までに成行で注文

投資方針でも書きましたが、僕は株価チェックを基本的に一日1回しかしません。なので、指値で買いたい金額を設定しておくか、株価チェックした際に買いたいと思えば買います。
そして、いずれにしても0時までに実行します。
理由は、考え始めたらきりがないことと、睡眠時間を確保するためです。
米国株取引は23:30~6:00(サマータイムは22:30~5:00)です。
専業のトレーダーでもない限り取引にすべての時間を使うわけにはいきません。本業やプライベートに支障が出ては元も子もないので、0時までに終わらせて寝るか、休みであれば晩酌を楽しんでます。
精神衛生面を考えてもあまり熱中しないことは大事です。
なぜルールを決める必要があるのか
ルールは人それぞれの考え方で千差万別あっていいと思います。
ただし、ルールを決めないのは良くありません。それはなぜか。
人間は弱い生き物だからです。
例えば保有している株が下落したとして、売却ルールが無い場合
「我慢していればいつか上がるだろう」と考えるのではないでしょうか。でも、いつ回復するのか、本当に元の株価まで戻るのかは誰にもわかりません。
我慢している間の資金面、精神面を考えたとき少なくとも売却ルールだけは必ず決めて実行しておくべきです。
また別の記事で詳しく書きたいと思います。
まとめ
2020年9月現在での、自分の米国株ルールを紹介しました。
完璧なルールなどこの世に存在しないので、その都度見直し最適化してきます。
楽に生きるために投資をしているのに、投資のせいで苦しくなっては意味がないです。自分なりのルールを見つけて、楽に続けていくことが必要ではないでしょうか。
以上となります。
ありがとうございました。
楽に生きていく