貯金2

今回は、現金貯金が最低限いくら必要なのか考察しました。

その結果、僕の生活スタイルで考えると100万円が必要最低限の現金貯金額となり、100万円が手元にあれば無収入になっても対応できることがわかりました。

最低限の貯金額を設定することで余剰分を投資に回すことができ、効率的な資産運用が可能となります。

この記事でわかること

・最低限100万円の貯金が必要
・自分にあった貯金額の計算
・精神的に必要な貯金額とは

最低限100万円の現金が必要

お金

冒頭でも書きましたが、僕の現在の生活スタイルから計算した場合、現金として持っているべき最低限の貯金額は100万円となりました。

ここからは、その貯金額の根拠について解説していきます。

現金が必要な場面とは

現金で持っている最大のメリットは、急にお金が必要になったときすぐに用意できることです。
それでは、現金が必要な場面とはどんな状況でしょうか。

現金が必要なシーン

・生活資金
・予備資金

これらはどうしても現金として持っておかないと支払えません。
それぞれについて、自分の状況を踏まえ算出してく必要があります。

必要な生活費資金とは

それではまず生活資金について考えていきましょう。
生活費は人ぞれぞれ違いますが、僕の場合は以下のようになります。

支出項目支出額詳細
住宅ローン115,000円残り32年
食費40,000円
光熱費・水道費13,000円オール電化
通信費6,000円スマホ・Wi-Fi
生命保険30,000円満期まで残り12年
交通費8,000円30代平均
理美容費5,000円
雑費10,000円生活消耗品など
合計227,000円≠23万円

必要最低限とするため、娯楽などは一切なしとしています。ただし、住居費や食費などは現状を維持することを想定しています。

結果として、毎月23万円の生活資金が必要となります。特段贅沢をしているわけではないので、30代の平均とそう変わりません。

再就職に必要な期間は平均3~6ヵ月

毎月の生活資金は計算できましたが、総額としてはいくら必要なのでしょうか。ここでは最悪の場合を想定して計算していきます。

最悪の場合とは、会社をクビになる。または会社が倒産し収入がゼロになることです。

病気の場合は福利厚生や保険等である程度保障されますが、クビになってしまってはそれらも無くなります。
つまり、無収入の期間を乗り切れるだけの生活資金が必要です。

平均ですが、再就職までに必要な期間は3~6ヵ月という調査結果があります。そこで、職を選ばず再就職に励むとして3ヵ月を確保します。
※失業保険は除外

23万円×3ヵ月=69万円

このようになり、必要な生活資金の総額は69万円ということが把握できました。

予備資金は30万円

いざという時のための予備資金を算出します。予備資金として考えておくものとしては、大きなケガや病気をした場合の医療費があげられます。

医療費については病気の種類にもよりますが、公益財団法人生命保険文化センターによる「生活保障に関する調査」によると、「直近の入院時の自己負担費用と逸失収入の総額」は平均で30万4000円となります。
この調査結果から、いざという時の医療費は30万円必要と考えられます。

よくある出費である冠婚葬祭については、極論不要なので除外します。

よって、予備資金として準備すべきなのは

予備資金=医療費30万円

となります。
ガンなどの長期間にわたって治療が必要な場合はもっと必要ですが、あくまでも最低限の場合は30万円程度あれば対応は出来る見込みです。

生活資金と合計すると以下になります。

生活資金69万+予備資金30万=99万円

おおよそですが、100万円程度の現金があれば最低限生活できることがこれまでの考察でわかりました。

上記はあくまで僕自身の状況を踏まえての試算ですが、ほぼ30代男性の平均に近いため参考になると思います。
ぜひ、自分の状況にあった現金貯金額を計算してみて下さい。

余剰貯金は資産運用すべき

これまでの計算で、僕に必要な現金貯金額は最低でも100万円ということがわかったので、それ以上の現金は基本的には不要です。
つまり、100万円さえ確保しておけば、残りは投資などの資産運用に回してしまっても問題ありません。

余分に現金として持っていてもお金は増えないので、これを目安に今後の資産運用の配分を考えていきたいと思います。
人によって必要な貯金額は変わりますが、一度計算してみると余分に現金として持っている人が多いのではないでしょうか。

現金貯金で安心できる?

精神面で必要な金額はいくらでしょう。
ここでは実際に必要な額は別として、精神的にいくらあれば安心するのか考えてみます。

結論

・いくらあっても安心できない

元も子もないですが、僕自身としてはいくら貯金があっても安心は出来ないという結論に至りました。
老後の生活、病気やケガなどの心配、予期せぬ交通事故などの賠償責任の可能性など、考えれば考えるほど貯金はいくらあっても足りません。

どんどん増やすことでしか、自分は安心できないのだということが自覚出来ました。

だから、資産運用するのです

ぜひ一度、自分自身の貯金に対する安心感について考えてみて下さい。安心できるラインがある人は、それが貯金の目安になりますね。

まとめ

お金が育つ

今回の記事では、自分に必要な現金貯金の最低額と、余剰資金の使い方、精神的な貯金について考察しました。

まとめ

・最低限100万円の現貯金が必要
・自分に合った金額を把握すべき
・貯金はいくらあっても安心できない

これからの投資資金や貯金について目安を作ることが出来ました。
これにより、無理な資産運用をしていないか、もっと攻められるのか等の判断材料に出来ます。

ぜひ皆さんも、自分なりの現金貯金額を計算してみてはいかがでしょうか。

楽に生きていく